行ったところ備忘録

日記のようなものです。

戦時中のもうひとつのリアルだと思った。映画 この世界の片隅に を観てみた。

2016年にヒットした映画と言えば、新海誠監督の「君の名は。」と庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」でしょう。どちらの作品も爆発的な大ヒットを記録し、特に「君の名は。」は日本の歴代興行収入ランキングの2位を記録しました。そんな映画の豊作年だった2016年。私は「君の名は。」も「シン・ゴジラ」も映画館で鑑賞しましたが、2016年に私が観た映画の中で一番好きだったのは別の映画でした。今回は2016年に観た映画の中で私が一番好きな映画だった「この世界の片隅に」を紹介します。Amazonプライムで配信されていたので、ちゃんと見返しましたよ。

映画 この世界の片隅に について

ジャンル:アニメ
制作年:2016
上映時間:129分
監督:片渕須直
キャスト:のん
     細谷佳正
     小野大輔
     尾身美詞
     稲葉菜月 他

映画 この世界の片隅に は、こうの史代の漫画「この世界の片隅に」をアニメ化した作品。ちょっと抜けているけど優しい主人公すずの日常を、太平洋戦争中の広島県呉市を中心に物語は進みます。

戦時中のもうひとつのリアルだと思った。

戦争ものって言われると、「火垂るの墓」や「はだしのゲン」のような悲しい物語を思い浮かべていたのですが、この映画は戦時中の人々の日常そのものを描いた映画でした。

広島市から呉市に嫁いだ主人公すずとその周りの人々とのつながりを丁寧に描いている本作。映画公開時のツイッターでは、幼いころに呉市に住んでいた方から「あの頃の呉にそっくりなのよ」と言う人がいたり、呉の人が「そのまんまだった」と言っていたという報告があったり、徹底した時代考証や緻密な描写を感じられます。

ストーリーも先述したように、戦時中の日常が繊細に描かれていて、戦争の最中でも人々は笑ったり、怒ったり、泣いたりしていたというのが当たり前だったんだなと思えました。特に劇中で登場人物が言う「警報もう飽きたぁ」は、異常も毎日続けば日常になることを表しているようで印象に残ったセリフです。

まとめ

映画 この世界の片隅に は、「火垂るの墓」や「はだしのゲン」などで凝り固まった私の戦争イメージをガラッと変える作品でした。多くの人が犠牲になった戦争は悲しい出来事です。それでも、そこには確かに日常が存在していたんだと知ることができました。

コトリンゴのオープニング曲もエンディング曲もやさしい声が非常にあっていましたし、のんが演じる主人公すずは、優しいところやちょっと抜けているところが役に声がぴったりでなんだか心地よかったです。

2019年12月20日(金)には、「この世界の片隅に」の映画に新しいシーンを追加した映画「この世界のさらにいくつもの片隅に」が公開するそうです。どんな映画になるのか今から楽しみですね。

映画 この世界の片隅にAmazonプライムでも配信している作品です。Amazonプライムなら登録後、無料期間で鑑賞できる作品のひとつなので登録してみるのもおすすめです。

ちなみに映画 この世界の片隅に はU-NEXTでも配信している映画です。U-NEXTは2019年1月時点で見放題作品 90,000 本、レンタル作品 50,000 本を配信しており、「31 日間無料トライアル登録」を実施しています。その特典として、「ビデオ見放題サービス 1,990 円を 31 日間無料」と「600 円分の U-NEXT ポイントプレゼント」を提供していて、これらの特典を利用することで見放題作品 90,000 本を 31 日間無料でご視聴ができます。「ポイント作品・レンタル作品」は、U-NEXT ポイントを使って視聴できる作品となり、1 ポイント 1 円(税込)相当として利用可能です。注意点は無料トライアル期間中もポイントの不足分は有料となること。これも見たいあれも見たいと使い切ってしまうとあっという間になくなってしまうので気を付けましょう。

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ご覧いただきありがとうございましたー

※本ページの情報は2019年4月時点のものです。現在は配信が終了している場合もありますので、最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

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