行ったところ備忘録

日記のようなものです。

2019年初笑いへ。新宿末廣亭の正月二之席に行ってきた。

都内には4件の寄席があります。浅草の浅草演芸ホール、上野の上野鈴本演芸場、新宿の末廣亭、池袋の池袋演芸場

寄席のお正月は元日から1月20日まで。今回は新宿末廣亭の正月二之席、夜の部をご紹介。末廣亭ではお正月の時季だけ観られる芸があるので、オススメですよ。

新宿末廣亭 について

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期間:1月1日~12月29日
時間:昼の部12:00~16:30 夜の部17:00~21:00
値段:(一般)3,000円 [正月二之席:3,500円]
   (学生)2,500円 [正月二之席:3,000円]
   (小学生)2,200円 [正月二之席:2,500円]
アクセス:東京メトロ各線 新宿三丁目駅から徒歩1分
     JR各線 新宿駅から徒歩10分
     東京メトロ新宿御苑前駅から徒歩10分

いつものように、入場券売り場で購入したチケットを入り口でスタッフに渡して、番組表を貰います。

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夜の部の始まる10分前にきて大入りでした。さすが正月興行ですね。末廣亭は昼夜入れ替え制ではないので、昼の部から続けて聴いていく人が多いのでしょう。2階席に上がる人が多かったですね。私は1階席にちょうど1人分空いている席があったので、そこに座りました。ラッキー!

正月二之席限定の「松づくし」「寿獅子」

末廣亭では正月二之席にお正月ならではの色物(落語・講談以外の芸)があります。

昼席では、お祝い事で披露される演舞「松づくし」を、夜席では、お囃子にのせて演じる「寿獅子」と呼ばれる獅子舞です。それぞれお仲入り(休憩時間)のあとに披露されます。

これらは縁起が良いと言われているうえ、末廣亭ではこの機会でしか見られないのでこれを目当てで来るお客さんもいます。というか、それが私です。

この日の演目

この日の演者と演目はこんな感じでした。演目の末尾に記載した文は、私なりのあらすじです。(敬称略)

柳家 小はぜ:道灌 ご隠居から太田道灌の逸話を聞いた八五郎が逸話を真似てみる。
笑組(漫才)
柳家 三之助:堀の内 熊五郎が自分のそそっかしさを治しに「堀の内の御祖師様」へお参りに行くが……
柳家 左橋:稽古屋 間抜けな男が女にモテるようになるため音曲を習いに行く。
柳家 しん平:獅子舞
江戸屋 小猫(物まね)
柳家 喬太郎:午後の保健室 ある中学校の保健室。いかにもオヤジな話し方で男が保健室の先生に話しかける。
五街道 雲助:庭蟹 洒落の分からない旦那が、洒落の上手い番頭さんに洒落を披露してもらうと……
柳家 小袁治:犬の目 両目を患った男が、友人に紹介された医者にかかるが……
鈴風 にゃん子・金魚(漫才)
柳家 権太楼:代書屋 代書屋さんに履暦書の代書を頼みにトンチンカン男が来た。
柳家 小燕枝:強情灸 凄まじく熱いと評判のお灸があると聞いた江戸っ子が男を見せるが……
(寿獅子)
柳家 南喬:ふぐ鍋 ふぐの毒死が多かった昔の話。男二人が、どちらが先にふぐを食べるか話し合う。
春風亭 一朝:唖の釣り 七兵衛と与太郎が殺生禁断の不忍池で鯉を密漁しようとするが……
林家 正楽(紙切り
柳家 小団治:ぜんざい公社 ぜんざいが無料で試食できるという役所に行くが、たらい回しにされ……
柳家 さん喬:寝床 義太夫の下手な大家の旦那が誰かに語りたがるが、誰も聞きに来ないので……

まとめ

正月二之席ということで、寿獅子以外にも師匠方がお正月の演芸を披露してくれました。笑組のお二人の「南京玉簾」やしん平師匠の手作り獅子舞で祈願など、非常に楽しい寄席でした。来年もまた来よう。

【過去の末廣亭の記事はこちら】

kreview.hatenablog.jp