行ったところ備忘録

日記のようなものです。

早めに行った方が空いてる?至上の印象派展に行ってきた。

2018年2月14日から六本木の国立新美術館で開催されている 至上の印象派展 ビュールレ・コレクション に行ってきました。

事前情報はこちらから

kreview.hatenablog.jp

目次

至極の印象派展 ビュールレ・コレクション の基本情報

期間:2月14日(水)~5月7日(月)※毎週火曜休館(5月1日(火)は開館)
開館時間:10:00~18:00※毎週金曜日・土曜日、4月28日(土)~5月6日(日)は20:00迄
場所:国立新美術館
アクセス:東京メトロ 千代田線 乃木坂駅から直結
     都営 大江戸線 六本木駅から徒歩4分
     東京メトロ 日比谷線 六本木駅から徒歩5分
料金:【当日】一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円 

いざ国立新美術館

2月17日土曜日。電車内ではフィギュアスケートの話題で持ちきりの中、私は六本木へ。

日比谷線 六本木駅を降りて六本木ミッドタウンに続く出口に向かいます。ミッドタウンから地上に出て国立新美術館に向かう途中、ミッドタウン内にあるアゼリアでは、平昌オリンピックパブリックビューイングをしていました。

思いのほか空いていた至上の印象派

新美術館の門のすぐそばにチケット売り場があります。だいたいそのチケット売り場の行列を見ると混雑具合がざっくりわかるのですが、今回は全く並んでいませんでしたね。

至上の印象派展が始まってまだ4日目だからなのか。みんなフィギュアスケートの羽生くんを応援していたから来ていないのか。とりあえず混雑はしてなさそうだからラッキーと思いながら館内に入りました。 

今回の至上の印象派展は、フランス印象派の作品を中心に収集したビュールレの個人コレクション。ビュールレはフランス印象派だけにとどまらず、印象派に影響を与えたと思われる印象派より以前の作品も収集しており、それらの作品も展示されていました。

今回の展覧会は10のセクションで分かれています。ここからは素人目線で感想を交えながらの紹介です。

第1章 肖像画

題名の通り肖像画が展示されています。カンヴァスに油絵の肖像画といっても、作者によって絵の具を凹凸で残していたり、きれいに平面になっていたりするんですね。その違いを見ているだけでも楽しかったです。

第2章 ヨーロッパの都市

ヨーロッパ各所を主題とした作品が展示されています。

この部屋にあったフランチェスコ・グァルディの《サン・マルコ沖、ヴェネチア》の絵が好きでした。印象派より前の1780年から1785年に描かれた作品ですが、雲や海の光の描き方や人物一人ひとりにも色が丁寧に描かれていたのが印象的でした。

第3章 19世紀のフランス絵画

19世紀にフランスで描かれた絵画ですかね?マネやドラクロワの作品がありました。カミーユ・コローの《読書する少女》は女優のオフショットという雰囲気を醸し出している作品で好きでした。

第4章 印象派の風景-マネ、モネ、ピサロシスレー-

第4章はタイトルにもある印象派のマネ、モネ、ピサロシスレーらが描いた風景画が展示されています。

第5章 印象派の人物-ドガルノワール

第4章の風景画から第5章は人物を主題にした作品が展示されています。この部屋に本展覧会のポスターにもなっている作品、ルノワールの《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いレーヌ)》が展示されています。生で見ると本当にきれいですね。繊細なタッチで描かれていた顔が印象的でした。

第6章 ポール・セザンヌ

こちらはセザンヌの作品が展示されている部屋。セザンヌは好みじゃないのでほとんどスルーでした。すみません。

第7章 フィンセント・ファン・ゴッホ

第7章はゴッホの作品が展示され展示されています。この部屋にある《日没を背に種まく人》が印象に残っています。画面の中央、縦に大きく突き刺さるように描かれている木。某有名映画監督だったら、「あの木邪魔だから切れ」って言いそうです。こんな大胆な構図で絵にするんだなぁと驚きました。

第8章 20世紀初頭のフランス絵画

初めてキュビズム以前のピカソの作品を生で観ました。

第9章 モダン・アート

よく見るキュビズムピカソの作品がありました。

第10章 新たなる絵画の地平

最後の部屋にモネの《睡蓮の池、緑の反映》が展示されています。

部屋に入ってみて驚いたのですが、なんとこの作品写真撮影OK!来場者の皆が一生懸命写真を撮っていました。

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この時は先述の通りお客さんも多くなかったのでスムーズに撮影することができましたが、混雑してくると撮影だけでなくじっくり鑑賞することも難しくなるかもしれません。撮影したいという方は平日や会期の前半で来るのがいい気がします。

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まとめ

だらだらと書いていたら長文になりすぎたので、今回は「調べてみた」と「行ってきた」の2回に分けました。

まだお客さんが少なかったからか、それとも事前に調べたおかげか、いつもより楽しく周れました。

至上の印象派展はゴールデンウィーク明けの5月7日(月)までですが、印象派は日本人に人気があるので、スムーズに作品を観て周りたい方は早い時期に行った方がいいと思いますよ。

 

ご覧いただきありがとうございましたー